知りませんでした。
手持ちの図鑑には、アブラナ科の植物に着くことが多いと。
菜の花の上で交尾しているイラストが・・・
図鑑ではもっと赤いです。それは黄色がかっていますね。
この辺りに、よく似た幾何学模様のベニツチカメムシがいました。
それは真っ赤できれいでした。
(ナガメはカメムシ科、ベニツチカメムシはツチカメムシ科、
見た目は似ているけど全く別物です)
ベニツチカメムシは「ボロボロノキ」と言う名の木の落下実しか食べません。
カメムシの臭い匂いもなく、植物に害することもありません。
今の季節はベニツチちゃんは子育てします。
ボロボロノキの実を拾って口に咥えて子供たちの所へ運びます。
繁殖時期以外は休眠状態で、集団で木の枝にぶら下がって動かない。
この頃、山に入らないので今も出会えるのか分かりません。
ボロボロノキが林縁の日が差す場所にしか育たないからです。
山の手入れがされないと他の木が大きくなってこの木は枯れます。
だからこの虫は絶滅危惧種でした。
ボロボロノキは材が弱く、何の役にも立たない。
でもベニツチカメムシを生かす。
ベニツチカメムシは人間にも作物にも何の害も与えない。
この神秘的な世界は素敵でした。
ネット上に記事が見つかるので、よければ見てください。
私の写真はフイルムだったので、データになっていません。