好きな作家の一人である沢木耕太郎は著書の中で棚田の風景を見て、
「日本人には稲は食べるだけでなく、見ることでも幸せをもたらす」と述べています。
田植え、青田、実りそれぞれの季節で美しい景観を作っていますし、
昆虫や水生動物、鳥たちにも生活の場を提供しています。
また、食の面でも小麦のように粉にする必要もなく、簡単に調理でき、
多くの外国人を魅了しているように本当においしいです。
環境面でもダム機能や気温低下効果があり、
稲作は本当に日本にはかけがえのないものです。
今回のコメ騒動が稲作の重要性を考えるきっかけになり、
いい方向に向かってくれるといいですね。
植物園で
切り株から新しい芽が出ていました。