ふぉとのおと

伊東忠太という名前は覚えていなかったけど、築地本願寺は何かで見ました。
なかなか良いですね。

今日は千々石ミゲルの供養祭がありました。
長年（21年だったかな？）の調査の結果、ミゲルの墓と結論が出て市の文化財に指定されました。
報告会、市長挨拶があって、仏教式の供養祭（命日なので）でした。
学者・宗教者・子孫・報道関係等色々のようでした。
気温が低く風が強く寒かったですが、みなさん笑顔でした。

私は宗教は良いものと思います。
人生には必ず辛いことがあり、その時家族や友がいれば乗り切れる。
そして宗教は互いの関係を良くする役目をすると思います。
でも、現代はそれが薄れ、経済原理で物事が動く。
まともな宗教同士が互いを認めて平和な世になるようにするべき時だと思います。
宗教が民族や国と結びついて争うようでは世界は良くならない。

ミゲルはキリスト教の信仰を捨てていなかったらしい。
お寺はミゲルを受け入れ立派な子孫もおられる。
檀家制度でそうしなければ一家は生きられなかった。
ミゲルはイエズス会を脱会している。

イエズス会を批判して脱会に至ったが、信仰は残った。
一足先に亡くなった妻にはメダイを持たせて葬った。
自分は木で作った十字架と思われる物を棺に付けていたようだ。
ミゲルは表立っては棄教し、教養人として仕官したようだ。

ミゲルの研究は学者によってなされたが、キリスト者仏教者が支えた。
それがとても良いことだと思います。